1Q84 BOOK 3

date: 2010-April-16 (Fri)
1Q84 BOOK 3 通販商品:1Q84 BOOK 3
定価:¥ 1,995
通販価格:¥ 1,995
発売日:2010-04-16
販売元:新潮社
通販種別:単行本
クリエーター:村上 春樹
EAN:9784103534259
ISBN:4103534257


最高傑作

date: 2010-04-16
1Q84 BOOK 3
ねじまき鳥クロニクルを超えることはないと思ったが…明らかに超えてます。
以前より懐が広くなり、文学の可能性をさらに拡張。深淵な世界を表現。カラマーゾフの兄弟の衝撃に近い。
虚構性が高かった過去作品に比べ、「現実との対比」という新たなレイヤーを獲得している点で進化。
逆にキャラクターの虚構性が増しているのが現代的なリアリズムとピッタリ合致。
そして読者を説得する為の狡猾さ。これも晩年のドストエフスキーを彷彿とさせる。

確実に後世に語り継がれる作品です。

1Q84 BOOK 3
BOOK1、2では脇役にすぎなかった牛河、「ねじまき鳥」にも登場するあの嫌な男が、BOOK3ではずいぶん魅力的なキャラクターに変貌している。彼はこれまでに明かされなかった謎を解く探偵役として重要な役割を果たしていく。
3巻を通して読むと、この小説が純愛をテーマにしていることがよく分かる。
物事が収まるところに収まった感じの結末はやや不満。

1Q84 BOOK 3
これで終わりかと思ったら四巻も発売決定らしいです。

うーん

青豆にとっての神様

date: 2010-04-16
1Q84 BOOK 3
青豆は物心ついて以来、神と自分とのあいだに介在する人々やシステムを憎み続けてきた。
それでも青豆は心の底の部分で神を信じていた。それは彼らの神様ではなく、青豆の神様だ。
青豆が自らの人生を犠牲にし、時間と希望と思い出を簒奪され、その引き換えに見出した存在だ。
その神は教義も持たず、経典も持たず、規範も持たない。
何も与えず何も奪わない。神はただそこにいる。

青豆のこのような信仰はどれだけの読者に受け入れられるのだろう。
何らかの信仰を持つ世界中の人々、あるいは八百万の神がいる日本の人々、あるいは村上春樹信者。

とにかく、1Q84は青豆のための親切な神様がいる世界だと思った。
銀色のメルセデス・クーペに乗った神様のいる世界。天吾は「猫の街」って言ってたし。
天吾と会えなかった20年は天吾の大切さを認識するための期間ということで納得した。
天吾の母が病死ではなく殺されたことを天吾に伝えなかった牛河に「善きもの」の存在を感じた。
ファインダー越しのふかえりの視線が残した「純粋な欠落」が牛河に少しマシな「役割」を与えてくれたのだろう。
謎のNHK集金人は天吾父の使命感が暴走したものかなぁ。

1Q84 BOOK 3
 あまたある小説の全てを読了することは出来ない。10年後、輝いている書を読もう。因みに、本書を含めた、いわゆる「村上作品」が然る可き世に残っているとは思えない。
 ”ノルウエイ”の残光を背負った駄作であることは間違いない。我ら真摯な時代を生きた同士にとって、天上の青は未だその姿を見せない。【結論】買ってはいけない車、もとい、読んではいけない、読むに値しない書。


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