源氏物語

date: 2010-January-30 (Sat)
源氏物語 通販商品:源氏物語 (まんがで読破)
定価:¥ 580
通販価格:¥ 580
発売日:2010-01-30
販売元:イーストプレス
通販種別:文庫
クリエーター:バラエティアートワークス
EAN:9784781603131
ISBN:4781603130


おすすめ。

date: 2001-08-26
源氏物語 (まんがで読破)
情緒に流れすぎることなくすっきりと端正な訳文。 この訳本が書かれた時代から考えると驚くほど、現代風なところはさすが与謝野晶子だと思わせられる。 源氏物語の訳本として初めて読むのにも入りやすいし、他の訳本と比べても楽しめる。

幸福の追求

date: 2009-03-01
源氏物語 (まんがで読破)
ケヴィン・スペイシーの傑作『アメリカン・ビューティ』は悲劇として観なければならないのだろう。それは、たとえばジェイムズの『宗教的経験の諸相』やベラー編の『心の習慣』が描くアメリカが、ひたむきにまっすぐに「幸福」を求めて絶望の淵に呑み込まれてしまう必然を目の当たりしたのと同じ軌跡を描いている。それでもやはりいま、人間にとって幸福とは何かを真剣に考えるときなのだ。いや、問いはもうそれしか残っていない。
 本書の著者秋山虔氏にはたしか現代教養文庫(だったと思う)に源氏物語の要約的な口語訳があったと記憶する。あの流麗な訳文(の息づかい)が念頭から離れない。わたしのなかでは、なぜか、秋山虔の名と名著『日本人の心』の著者である相良亨の名が結びつく。二〇年ほど前、相良先生にはほとんど心酔していたものだ。わたしの勤め先が板橋区にあったので大山にある先生のお宅を拝みにいこうかと思ったほど。両氏にとっての究極の問いは「日本人にとって幸福とは何か」だ。「浮舟をして、俗世に背を向けさせ、そのことに耐えしめるほかなかった作者は、いわば絶望を勝ち取ったものの孤絶したきびしさと無限の悲しさのなかにいる」とは本書の結びであるが、それでもやはり「幸福」とは何かが問い残されている。かつて「存在の問い」がハイデガーに切迫したように、幸福への問いが切迫してきてわたしのこころを鷲づかみにすると言えばいいのか。

源氏物語 (まんがで読破)
 1924年生まれの日本古代文学研究者が1968年に刊行した本。紫式部は970年代半ば頃、藤原家傍流の文芸で知られた受領階層の家系に生まれたが、当時の女性に学問を社会的に活用する道は無かった。また夫と早くに死別した彼女は、娘とともに厳しい将来への不安に怯えた。こうして、自己目的的に蓄積された彼女の学問教養は、実人生での絶望を壮麗な虚構の大作『源氏物語』として昇華する方向に、活用されるに至ったのである。この物語の主人公光源氏は、無力な家柄の更衣と帝との純愛によって生まれ、それゆえに卓越した美貌と資質が無ければ生きてゆけない運命を背負っていた。彼は異母兄の脅威となることを避け、源姓を賜って臣籍に降るが、この賜姓源氏が当時藤原氏と競合する勢力と見られていたことには注意を要する。彼は義母への強い恋慕から罪の子冷泉院をなし、義母の形代としての紫上を養育し妻とする。さらに彼は兄に仕える女性と密会を重ねたために、須磨落ちを余儀なくされるが、官位よりも蓄財を選んだ明石一族と出会い、その娘と結ばれる。やがて帰京した彼は冷泉院即位と共に権勢家としての道を歩み、明石姫君を通じて皇太子の外祖父としての地位を確保し、六条院を造営して栄華をきわめる。しかしこの後、彼が新たに妻とした女三宮は柏木との間に不義の子薫をなし、また息子夕霧が父への対抗者として登場するなど、光源氏は物語を主導する役割から脱落し、死を迎えることとなる。その後は彼の息子たち、薫と匂宮が八宮の娘たちをめぐって恋のさや当てを繰り返す話となるが、紫式部の筆は、むしろこうした男たちの影で、主体的に生きることを許されなかった女たちの境遇、男と女の意識の断絶を切なく描く。紫式部は虚構の物語によって実人生の絶望と戦い、そのことがより深い絶望を掘り起こしていくという過程の中で、『源氏物語』を描き切った、と著者は見る。


大作なので

date: 2009-09-14
源氏物語 (まんがで読破)
源氏物語は大作なので、全部をまだ読んではいません。
何年たっても読み進まないので、ときどきは、本書のような情報源を頼りに、忘れてしまった中身を思い起こすことも楽しみです。

源氏物語の展示をしている、奈良、京都の展示場や、名古屋の徳川美術館などを訪問するのも楽しいです。

魂の彷徨人

date: 2010-01-15
源氏物語 (まんがで読破)
源氏物語のダイジェスト版

・・・と思っていましたがこの本にはやられた〜!!
話の内容は桐壺から幻までの光源氏の一生です。
よくぞあの長編小説をこのページにまとめたという感じです。
とても絵は綺麗、構成もいいです。

富と権力と美貌の持ち主たる光源氏・・・
だが、その心は叶わぬ初恋の中、孤独であり、常に居場所を探し、凍える日々。
居場所を探すかのように女性遍歴を重ねる源氏。そして翻弄される女人たち。

源氏中心の視点です。
もう藤壺への想い、紫の上の想い、その結末、涙が出るほどの感動です。
総てのものを手に入れても満たされぬ心、そして最後の慟哭。
人生の終わりに悟る、自分の大きな罪と本当の居場所。

単なるダイジェスト版のマンガではありません。本当に感動しました。
源氏の主題は「世の無常」だと思いますが、少ないページ数でよく雰囲気を出してくれました。
この手の名作マンガ本の中でも傑作に入る御本です。お勧め!


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